ステークホルダー・エンゲージメント

キオクシアグループは、多様なステークホルダーの皆さま(利害関係を有する方々)とのかかわりの中で事業を営んでいます。
ここでは主なステークホルダーとの関係、キオクシアグループの責任、日常的な対話の主な方法・機会、主な対話窓口、代表的なコミュニケーションの事例を報告します。

主なステークホルダー

お客様

キオクシアグループの主な責任

  • 安全・安心で価値ある製品の提供
  • 適切な製品情報の提供
  • 適切な対応・サポート

日常的な対話の方法・機会

  • 日常の営業活動
  • コールセンター(電話・電子メールなど)

主な対話窓口

キオクシア株式会社 営業本部、各事業部

コミュニケーションの方法と事例

お客様の声の共有・反映

日常業務のなかでお客様からいただいたご意見・ご要望、苦情などの情報は経営トップを含む関係者で共有し、製品の品質改善やアフターセールスサービスの向上に活かしています。

株主・投資家

キオクシアグループの主な責任

  • 適時・適切な情報の開示

日常的な対話の方法・機会

  • 報道発表

主な対話窓口

キオクシアホールディングス株式会社 法務部、経営戦略部、コーポレートコミュニケーション部、IR部

調達取引先

キオクシアグループの主な責任

  • 調達取引先の公平な選定と取引
  • サプライチェーンにおける人権・労務管理・環境への配慮

日常的な対話の方法・機会

  • 日常の調達活動
  • 調達取引先への調査・監査・指導
  • ビジネス・パートナー・ホットライン

主な対話窓口

キオクシア株式会社 調達部

コミュニケーションの方法と事例

調達取引先へのサステナビリティ推進要請

日常の調達活動を通じて、サステナビリティ活動の推進を調達取引先にお願いしています。これらに加え、RBA(Responsible Business Alliance)*方式による自己診断を実施し、遵守状況を確認しています。

* RBA:グローバルサプライチェーンにおける社会的責任を推進する企業同盟。

従業員

キオクシアグループの主な責任

  • 人権の尊重
  • 適切な雇用・労使関係
  • 公正な評価・処遇・人材育成
  • 多様性の尊重
  • 多様な働き方の支援
  • 労働安全衛生と健康への配慮

日常的な対話の方法・機会

  • 対話会、情報交換会
  • 労使会議
  • 従業員エンゲージメント調査
  • 通報制度

主な対話窓口

キオクシア株式会社 人事総務部、法務部(グループ会社含む)

コミュニケーションの方法と事例

経営トップからのメッセージ発信

2022年度は、キオクシア株式会社の社長および経営幹部が期初にオンライン会議やイントラネットによる動画配信で、従業員に対して経営のビジョンや方針について説明しました。また、その後も会社の全体状況に影響を及ぼす経営決定などがあった場合には、適時電子メールを全従業員に配信して、正確な情報の共有と従業員のモチベーションの維持・向上を図りました。

適切な労使対話の実施

キオクシアグループは国際人権章典(世界人権宣言と国際人権規約)、国際労働機関による中核的労働基準など国際的に認識されている人権を最大限尊重し、国連ビジネスと人権に関する指導原則やOECD多国籍企業行動指針の基本原則を支持し、従業員に対して労働基本権を保障しています。また、キオクシア株式会社がキオクシア労働組合と締結している労働協約において、組合が、労働三権(団結権、団体交渉権、団体行動権)を保有することを認めると定めています。
半年に1回開催する労使協議会で、労使双方の代表者が経営方針について話し合っています。さらに、毎春に労使協議を行っており、その結果、2022年度も従業員に対し法定最低水準を上回る賃金、処遇が適用されています。国内・海外グループ各社は、各国・地域の法令などに基づいて、各社の労働組合や従業員代表と話し合っています。

従業員エンゲージメント調査の実施と公開

キオクシアグループでは「従業員エンゲージメント調査」を定期的に実施し、会社の施策に対する従業員の理解度やロイヤリティ度を定期的にモニタリングしています。調査結果をもとに社長メッセージの発信や結果の社内への情報開示を行い、風通しの良い組織風土づくりに役立てています。

地域社会

キオクシアグループの主な責任

  • 地域経済の振興
  • 地域の文化や慣習の尊重
  • 科学技術分野における人材育成
  • 社会貢献活動
  • 事業場での事故・災害防止

日常的な対話の方法・機会

  • 対話会、情報交換会
  • 理科授業、奨励研究
  • 工場見学
  • 夏祭りなどによる地域交流、活性化
  • 福祉作業所への販売機会提供
  • 従業員の地域活動への参加

主な対話窓口

グループ会社・各拠点 総務部門

コミュニケーションの方法と事例

地域社会の発展支援

キオクシアグループは事業を通じた社会課題解決への貢献はもちろんのこと、地域雇用や地域企業との取引推進など、地域に根ざした活動を展開することが良き企業市民としての責務であると考えています。その一環として、学生にものづくりの楽しさや職業体験をしてもらえるように、インターンシップを実施しています。

社会貢献活動


キオクシアグループは良き企業市民として、自らが所在する地域社会とのより良い関係性の構築に努めています。
四日市工場では、近隣のコミュニティ、学校、お客様、企業、学生などにキオクシアグループの活動を知っていただくことを目的に、工場の見学会や出前授業などを行っています。
また、2007年から実施している「チャリティecoバザー」では、家庭の不用品をリユースするとともに収益を全額四日市市緑化基金に寄付しています。2022年度には角膜移植の普及支援活動に、33,709個の使用済みコンタクトレンズケースを回収・寄贈しました。

政府・自治体

キオクシアグループの主な責任

  • 法令の遵守、税金の納付
  • 社会課題の改善・解決のための政策への協力

日常的な対話の方法・機会

  • 経済団体、業界団体を通じての対話

主な対話窓口

キオクシア株式会社 経営戦略部、グループ会社

コミュニケーションの方法と事例

雇用創出・納税

雇用の創出や維持を通じた地域社会振興への寄与に加えて、法令に基づいた適正な法人税の納付や従業員による国税・地方税の納付により、国および地域経済の振興・発展に貢献しています。

業界団体などへの参画

社会課題解決に向け、積極的に業界団体などに参画しています。

キオクシアホールディングス株式会社
  • TCFDコンソーシアム
  • Responsible Business Alliance
キオクシア株式会社
  • 日本経済団体連合会
  • 電子情報技術産業協会

NPO・NGO

キオクシアグループの主な責任

  • 地球規模のさまざまな課題解決に向けた協働・支援
  • 社会貢献活動における協働

日常的な対話の方法・機会

  • 協働を通じた対話

主な対話窓口

キオクシア株式会社 サステナビリティ推進部、グループ会社

地球環境

キオクシアグループの主な責任

  • 地球温暖化の防止
  • 廃棄物の発生抑制
  • 化学物質の排出抑制
  • 生物多様性保全

日常的な対話の方法・機会

主な対話窓口

キオクシア株式会社 生産技術推進部 環境企画推進担当